この記事では、断乳・ 卒乳後のケア の方法についてご紹介します。
晴れてお子さんの卒乳が成功したというママさん、これまでの授乳ライフお疲れ様でした!
思わずほっと一安心!というところですよね。
でも、卒乳したと共に今度心配になってくるのが、卒乳後のおっぱいのケアについてです。
まだ母乳が出る時期に卒乳した場合、おっぱいが張って乳腺炎になってしまったり、母乳が残ってしまってしこりになってしまったり・・・
最悪の場合、しこりが悪性腫瘍に変わってしまったり・・・
ネットで情報を調べていると、怖いことばっかり発見してしまって不安になっていませんか?!
私はその不安を取り除くべく、産院の母乳外来を利用したところ、とても安心することができました。
実際に母乳外来で言われたこと、今後のおっぱいのケア方法についてご紹介しますね。
もくじ
断乳・卒乳後のケアは必要⁈正しいケア方法とは⁈
母乳がたくさん出る状態での卒乳体験談
息子は1歳10か月の時に無事卒乳しました。
実は1歳5か月の際に一度断乳を試みたものの、失敗してしまったことがあります。
その際は2日目くらいから、おっぱいがカチコチに張ってしまって石のようになり、激痛でした。
乳腺炎にならないように、激痛に耐えながらお風呂で自力で絞っておりましたが、
結果的には息子がおっぱいにバイバイする段階でなかったこともあり、一度断乳することを断念しました。
再度カチコチになったおっぱいを吸ってもらうとかなりすっきりしました。
このようにまだたくだん母乳が生成されている時期で卒乳をした場合は、
そのままにしていると母乳が溜まりすぎることにより乳腺が詰まってしまうので、自分で絞ることが必要になってきます。
三角絞りをしたり、圧抜きをしたり、絞る間隔を徐々に開いていき、だんだん母乳の量をフェードアウトさせていくという方法が有名です。
母乳があまり出ない状態での卒乳体験談
2回目に断乳に挑戦し、卒乳に成功した際は、母乳もあまり出ない状態でしたので、あまりおっぱいも張りませんでした。
3日間経っても前回のように痛みを感じることはなく、このまま放っておいても良いのではないかと思ったほどです。
しかし本格的に授乳していた頃には、まるで牛のホルスタインのように爆乳だった私のおっぱい。
母乳が作られ過ぎて、何度も痛い思いをしながら耐えてきたので、出なくなったからとは言え、このまま放っておくのもなんか不安でした。
断乳卒乳後に正しいケアをしないとしこりが見つかることも
実は同い年の友人から、卒乳後に胸にしこりのようなものがみつかったという話を聞いていました。
彼女の子どもは息子と同じ1歳児。
4月入園の保育園児だったため、子どもが1歳になる頃には卒乳していて、もう半年くらい授乳をしていない状況だったとのこと。
卒乳時に産院でおっぱいのチェックをして貰った際に、一応半年後くらいに再度チェックをした方が良いと言われたこともあり、勤め先の乳がん検診を受診してみたのだそう。
エコー検査をしたところ、胸にしこりのようなものが発見されたとのことでした。
念のためにマンモグラフィー検査もした結果、経過観察をすることになったようです。
ちなみに、若い方のマンモグラフィーは乳腺が多いためとても痛いと言われておりますが、友人曰く、授乳をしていた時期からあまり期間が経っていない場合は、おっぱいもまだ柔らかいため、検査機械に挟まれてもそこまで痛みは感じなかったとのことです。
友人の場合は幸いにも、発見されたしこりのようなものは母乳がたまったものであり、悪性ではなかったようです。
ですが、このまま放っておくと最悪の場合、悪性腫瘍に変化したりする可能性があるとのことでした。
もしこのようなしこりを放置してしまうと、悪性腫瘍にならなかったとしても、
次の子の授乳の際に乳腺が詰まって母乳がうまく出なかったり、
乳腺炎になってしまったりという話もよく聞きます。
断乳卒乳後に母乳外来でケアしてもらいました
そこでその友人の勧めもあり、産院でやっている母乳外来にいくことにしました。
産院のホームページで確認したところ、その病院で出産をした人なら少し安い料金で診てもらえるとのこと。
3,000円だったので、そんなに高くもないかなと思い、お願いすることにしました。
問診にてこれまでの授乳の様子を聞いてもらい、ベッドに寝た状態でおっぱいを触診してもらいました。
触ったところ、特に乳溜まりのような部分もなく、しこりも無いでしょうとのこと。
軽く乳頭を押しても、少し母乳がにじむ程度でほとんど出てこなかったので、
特に刺激することなく、このまま普通に生活していていいでしょうと言われ、とても安心することができました。
逆に、この状態で絞り切ることも難しいし、
逆に絞り出そうと無理に刺激してしまうと、いつまでたっても母乳が生成され続けてしまい、
乳腺が詰まってしまったり、乳腺炎になる可能性があるとのことでした。
因みに乳腺炎とは・・・
出産後、乳汁がきちんと排出できず乳腺内に溜まり、炎症を起こすことをいいます。
また、出産に限らず、乳頭や乳輪などに傷ができた時、その傷口より細菌感染を起こして炎症が起こる場合も乳腺炎と診断されます。
乳腺炎には主に「急性うっ滞性乳腺炎」と「急性化膿性乳腺炎」があり、いずれも、乳房が腫れ、痛みが出るといった症状があります。
急性うっ滞性乳腺炎は、授乳期だけに見られる症状ですが、急性化膿性乳腺炎は、乳首を不衛生にしていればいつでも起こり得る病気です。ー ウーマンズヘルスより引用
せっかくこれまで乳腺炎にならないようになんとか頑張って回避してきたのに、
卒乳後に誤ったケアをしてしまうことで、乳腺炎になってしまうなんて辛いですよね・・・
断乳卒乳の半年後、乳腺外来に行くと良いらしい
母乳外来での触診では、現状特に問題は無さそうでしたが、
卒乳後半年くらい経った頃に、念のため乳腺外来に行って診てもらうといいですよ。
とアドバイスをいただきました。
母乳外来は母乳育児をしていく上での相談を行う場所なので、
実際に乳腺の状況を詳しく調べる場合には、乳腺外来を受診した方が良いようです。
今はまだ母乳を完全に取り除くことができない状況なので、半年後くらいに母乳が溜まってしまっていないか調べてもらうことは大事なことだと思いました。
もし乳腺外来に行く前に次の子を妊娠した場合は・・・
母乳外来で次の妊娠も考えていることを伝えると、
乳腺外来でチェックをしてもらうために妊娠を待つ必要はないですよ!と言ってもらえました。
もし先に診てもらいたい場合には、きちんと半年待たなくても3~4か月で相談してもいいし、先に妊娠した場合には産婦人科の先生に相談すればいいとのことでした。
乳腺科、産婦人科、それぞれの先生の考え方にもよるので、その状況に応じて一度相談してみるといいとアドバイスを頂けました。
2人目を妊娠して、そのまま継続して授乳をしているうちに乳腺がつまったり、しこりが悪性になってしまって手遅れになってしまうのを恐れていたので、このようにアドバイスをいただけたことで、とても安心しました。
断乳卒乳後の正しいケア方法まとめ
これまで私の卒乳後のケアについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
晴れて卒乳をしたものの、正しいおっぱいケアの方法が分からなかったので、
念のために母乳外来にお世話になったら、半年後の乳腺外来の受診をお勧めされた、というお話でした。
もしも母乳外来に行かなかったら、適当にネットでおっぱいケアの方法を探して、
三角絞りなどで無理やり母乳を出し切ろうとしていたと思います。
ネットの情報は正しいこともありますが、必ずしも自分の状況に合っているとは限りません。
誤った判断により自分の状況に対して異なるケアをしていると、逆に乳腺を痛めてしまったり、詰まって乳腺炎になってしまったりしていたかもしれません。
面倒がらずに母乳外来に行ってみて良かったです。
これから卒乳を考えられている方や、卒乳完了したばかりの方は、母乳外来と乳腺外来に行って診てもらうことがお勧めですよ。