この記事では、1歳5か月で 断乳 をしようとしたものの、失敗して中断した体験談をご紹介します。
母乳で育児をされている方なら、いつまで授乳を続ければいいのかと悩まれる方も多いのではないでしょうか。
私は0歳や1歳の4月から復職して保育園に預ける予定もなかったので、特に急いで授乳をやめなくてもいいかなと思っていたのですが、
1歳半になり、いつまでもダラダラ続けていくのも良くないのではないかと思うようになりました。
そこで意を決して断乳を決行してみるも、あえなく断念。
どうして断念せざるを得なくなったのか、失敗談も含めて、断乳を中止して良かったこともあったので、
合わせてご紹介したいと思います。
いつ頃断乳すべきか、悩んでいる方のご参考になれば嬉しいです。
急遽思い立って断乳を決行
ここ最近育児ノイローゼ気味になってしまい、息子の自己主張も強くなってきたことから、イヤイヤ期が本格的に始まって手がつけられなくなる前に断乳しておこうと思い急遽決行しました。
というのも、飲みたくて泣き叫ばれても授乳させてあげられないほど、私自身の気持ちが疲弊してしまっていたので、その状況を逆手にとってこの機会に断乳したらしやすいのではないかと思ったからです。
はい、完全に母親の一方的な都合です。
予想通りかなり泣かせてしまうも、主人の協力もあり、2日目までは断乳計画がなかなかうまく行っていたように思います。
でも3日目の朝、今日一日頑張れば一旦断乳完了!というところで突如中止してしまいました。
今回はなぜ私が断乳を最終日にやめてしまったか、やめた結果どうなったかとお伝えしたいと思います。
このまま断乳を続けてもいいのか悩んでいる方のご参考に少しでもなればと思います。
1回目の断乳に断念した失敗談
1日目
お昼寝明けに欲しがったけれど断固として授乳して上げなかったら、パパが様子を見に来るまで1時間泣き続けてしまいました。
私はその時疲れ切ってしまっていて、殆ど無の状態。
ただただ泣き続ける息子を抱き続けるしかありませんでした。
21時、そろそろねんねしようと声を掛けると一瞬嬉しそうな顔をしましたが、
ないない、おしまい!と言うと昼間の悲しみがフラッシュバックしたか、号泣。
正座した私の膝の上でうずくまり、何度も胸の方へ登ってこようとしたけれど飲めなくてひたすら号泣。。。
20分くらい粘りましたが、涙鼻水汗がわんわん出しながら泣き続ける様子を見かねた主人が交替して、私は別室に隠れました。
しかし興奮状態で寝られなかったようで、22時半頃お風呂に入れていました。
その後も全然寝る様子はなく、久しぶりに哺乳瓶でミルクをあげようとするも全力で拒否。
ようやく疲れて就寝できたのは、日付の変わる24時でした。
寝かしつけに3時間もかかった!
2日目
いつも通り夜中に一回起きてしまいました。
添い乳で寝かせられなので抱っこで寝かしつけようとするも泣いてしまって、途中で力尽きたと思って寝かせるも1時間くらい寝ながら泣いている状態。
次に朝起きたときもいつものように母乳を欲しがりましたが、私もすぐ起きて大好きなジュースをあげて気を紛らわせるようにしました。
朝ごはんや洗濯などの支度が終わったらすぐに外出し、ベビーカーでお昼寝して貰いました。
日中家でゆっくりしている際に何度か欲しがったことがありましたが、なんとか抱っこをして気を紛らわせました。
この日の夜も主人に寝かせてもらいましたが、お外に抱っこでお散歩に行っても、お風呂に入っても2時間くらいは寝られず、疲れてようやく寝るといった状況でした。
息子の泣き声を聞きながら、今晩寝られないようならもう中断してしまおうか・・・と迷いが生じることに。
3日目
一般的に断乳は3日間の辛抱と聞きますが、
この日も2日目と同じように起きて、最後の1日が始まりました。
しかしこの時すでに私の中でも中断への迷いがかなり大きくなっていて、
息子の元気のない様子を見て、「もう、断乳なんてやめてしまおう!」と決断したのでした。
1歳半で夜間断乳に失敗した理由
あと1日頑張れば達成できたかもしれない!
というところで私が断乳を中断した理由は以下の点です。
1、突然すぎた
断乳をする際は、1ヵ月や数週間前から「バイバイね」などと語り掛けをすることが大事とされていますが、私の場合は急に決行してしまったので、息子もいきなり取り上げられて困惑してしまったと思います。
なのでより執着も強くなってしまったのかと。
2、母子ともに負担が大きく、今じゃない感が溢れてきた。
息子も心の準備ができていなかったですが、
私自身、断乳後の胸の処理について全く考えてなく、2日目にはカッチカチになってしまって自分で絞りながらかなり後悔しました。
極度の溜まり乳の私は、母乳外来に行かなければならない状況で、
これでは息子を連れて母乳外来に行っても、また息子へのストレスを与えることになってしまって可哀想だと思いました。
3、息子の授乳姿に別れを告げられなくなってしまった
決心が甘く、自分の意思が強く持てなかったことが原因です。
次第に母乳を貰うことを泣く泣く諦めている息子の姿に居ても立っても居られなくなり、こちらが涙が出てしまいました。
自分から振った男が何とか忘れようと立ち直っていく姿を見ているようで(?)、断腸の思いでした。
ここの決心ができないままでは、一番断乳してはいけないと反省しました。
4、夏場で水分補給ができなく脱水状態になってしまうことを恐れたので
そもそも夏場は断乳にとってあまりお勧めでないシーズンだそうですね。
色々調べるうちに、やっぱりやめたほうがいいのではないか。。。
と思った大きな理由です。
泣き叫んでかなり発汗するし、泣きながらお茶なども飲める状況でないし、
もともとあまり水分補給をしたがらない息子は、果たして母乳がなくなったら
ちゃんと水分補給できるのか、ということが大きな懸念対象となりました。
5、卒乳へ転向
お互い急に大きなストレスを感じる「断乳」よりも、
自然に息子が母乳を欲しがらなくなる「卒乳」を目指すことにしました。
よく考えるとうちは保育園にも行っていないので、急いで断乳する必要もなかったのです。
やっぱり、親の一方的な都合で、子どもにとっての一番の精神安定剤をいきなり強奪するのは良くない。そう、強く感じました。
これからは昼間の授乳を少しずつ減らしていき、夜寝るときも授乳無しで寝られるようになってきたら
自然と卒乳できるようになるかなと思います。
現在1歳5か月ですが、だいたい2歳くらいまでに自然に辞められるようにしたいと思います。
追記>> 1歳10か月で再度挑戦した結果、無事卒乳することができました!
1歳半で断乳を中止して良かったこと
反省ばかりの今回の断乳でしたが、中止して良かったこともありました。
1、母子ともに幸せな時間が戻ってきた
ここで諦めてしまったら、2日間たくさん泣かせてしまったことが水の泡になってしまい、可哀想だと思うと、中止することもかなり躊躇してしまいましたが、
再開した時の息子の嬉しそうな笑顔ったら!!
いきなり大好きなものを取り上げてしまったことへの罪悪感と、
安心感に満ち溢れた幸せそうな息子の顔を見て、私も心底幸せな気持ちになり、
断乳中とは違った意味での涙が溢れました。
「そうだね、私たちにはもっとこの時間が必要だったね」
心からそう思いました。
2、おっぱいに頼っていた頃よりも息子に対して優しく接することができた
断乳中はなんとか気を逸らそうと、
息子が寂しくならないように抱っこしたり、いつもより長めに一緒に遊んだり、
優しく声かけしたり、とにかく息子の気を引こうと一生懸命になっていた気がします。
でも、今考えると私にとってはそのくらいにしていた方がちょうどいいのかなと思いました。
普段家事などに追われ、息子ときちんと接することができていないという負い目を感じストレスになっていたので、
このくらいきちんと接することができて、息子との関係性がより良くなった気がします。
母子ともに笑顔の時間が増えましたし、息子を泣かせることも少なくなりました。
ここに関しては、恥ずかしくも断乳前は気が付けなかったことなので、大きな反省点になったとともに、大きな気づきの収穫となりました。
3、夜中に起きることがなくなった
そしてもう一つの大きな収穫となったのが、息子が夜間に起きることがなくなったことです。
普段は夜中に2・3回起きて授乳をしたらまた寝るというサイクルの息子でしたが、
2日間で夜中に起きても母乳を貰えないということを悟ったのか、明け方まで起きなくなりました。
起きてしまっても多少ふにゃふにゃ言いながら、寝返りをしながら自力で寝るようになりました。
再開後は明け方にきちんと起きてから一度授乳をしますが、夜中に睡眠を中断することがなくなった分、朝は機嫌が良いように思います。
私も起きることがなくなって、身体的な負担が軽減されました。
断乳を中断するということも時には必要かも
今回いきなり断乳を決行してしまったということが大きな反省点となりましたが、
断乳は一度始めてしまったら絶対に後戻りできないということではないので、
子どもとママの様子を見ながら、場合によっては途中で辞めてもいいのではと思いました。
断乳の経験をもとに、親子の絆が強くなったように思います。
人の意見に影響されすぎないで
ネットで「途中で断乳をやめたら赤ちゃんが可哀そう」と見て、すごく悩みましたが、結局は私たち次第だなと思って、中断してみて良かったです。
断乳に断念した失敗談まとめ
以上、1歳5か月で断乳をしようと試みるも、色々な障害が生じたために一度中断することになった体験談をご紹介しました。
一度失敗してしまいましたが、結果的に2歳手前で息子はすんなりと卒乳に成功することができました。
なので私たちのように、「今じゃない感」を感じている場合は、周りやネットの意見に振り回されないで、
一度中断して様子を見てみるということもお勧めです。
この記事を読んで頂いた方の、授乳ライフが幸せなものになりますように。