一度でいいからミャンマーに入国してみたい・・・
そんな漠然とした気持ちから、タイ・ラオス・ミャンマーの国境、黄金の三角地帯(ゴールデントライアングル)に位置するミャンマーのタチレクへ、タイのメーサーイから入国してみることにしました。
もくじ
タイの国境メーサーイからミャンマー側のタチレクへ
バンコクのモーチット近くにある北バスターミナルから深夜バスでメーサーイまで北上しました。
8~9時間。明け方のメーサーイ。山の方向へずーっと行くとタチレクです。
国境まではソンテウで行きました。
こちらが国境のゲートです。手前がタイ、向こう側がミャンマー。
本当はミャンマーのビザを申請しなければなりませんでしたが、日帰りの場合のみは不要でした。
パスポートを一時的に預けて、写真を撮られ、仮の入国証を発行され、出国の際に再度パスポートを返却して貰うという方法で入国しました。
パスポート預けることにかなり抵抗がありましたが、VISA代金も払いたくなかったので、少々不安になりながらも預けることに。
※2016年現在は簡素化され、普通の入国になったようです。
川を境に右がタイ、左がミャンマー。
左側の建物一体はマーケットになっていて、食品やお土産物、工具や色々なものがごっちゃに売られていました。タイから物価の安いミャンマーへ買いに来るのかな、と言う感じ。
同時にタイから来る観光客向けに物を売っているという印象でした。観光客相手はかなり慣れているらしく、何度も何度も話しかけられました。流石に日本語を話せる人はまだ居なかったかな。
友人はこちらで、動物の革とか、変な形の模型とか、何かの部品?のような工具を購入しておりました・・・今考えても何に使ったかは謎です笑。
タチレクで見たもの①
まずミャンマーに入国したら、トライシクルの運転手さんが沢山話しかけてきて、ツアーはどうだ?と客引きをしてきます。2~3時間のコースで効率よく回ってくれると聞き、お願いすることに。
まずは黄金のパゴタを見に行きました。
パゴダの周りは山・山・山で、基本的には何もないです。
その中でかなりの存在感を誇っていました。
タチレクで見たもの②
宗教上のものなので、突っ込んで良いのか分かりませんが、突っ込みどころ満載な仏像たち。日本でもタイでも今まで沢山の仏像を見てきましたが、ミャンマーの仏像はどうやら様子が違いました。
仏像の顔がピンと来ない方は是非スクロールをする前におさらいしてください笑。
遠目で見ても、なんだか絶妙な雰囲気を放っている数体の仏像たち・・
お顔にクローズアップしてみます。
神聖なものなんでしょうから
笑ってはいけないものですが、
どうしても突っ込まなくては気がすまない表情。
と言うか、仏像によって顔違うし。
拝んでいるのは分かるんです・・・
ただ、何故にお腹の下の板を抜いたのでしょう。
この方相当腹筋と腕筋鍛えられていると思います。だって、床と驚くほど並行ですし。
普通この体勢だとバランス取ろうとして腰浮いちゃうはず。持っている献花もめちゃくちゃ気になります。
こちらまた表情がユニークすぎる仏像?銅像たち。
上のうつ伏せの彼とは違って、良い感じでお腹出てますね。
タチレクで見たもの③
首長族と言われるカレン族やアカ族の方々がお土産物屋を営む民族村を訪れました。実際に商品を作っている様子を見せてくれたり、観光客のために伝統的な踊りを披露してくれたりしました。
アカ族の子供達。小さい子がさらに小さい子の面倒を見ていました。実際にこの冠をつけさせて貰いましたが、非常に重かったことを覚えています。
こういった民族村はミャンマーやタイの北部など、山岳民族見学ツアーなどで含まれている観光地になっています。
実際にそこに住んでいるのではなく、観光商材にするために、別の地域から呼んでいると言われています。このタチレクの村も、村と言えどホテルの施設内に位置しておりました・・
ツアーとして連れてきて貰って、彼らに会うことができて嬉しかった反面、複雑な気持ちになってしまいました。
独特の文化を紹介する機会としてはいいと思いますが、「彼らは見世物ではない!」という批判の意見も、理解できたりもします。
タチレクで見たもの④
なぜか入国してから出国するまでの数時間、私は「田中」さんと呼ばれまくりました。いや、苗字私田中じゃないしって。
道行く人々が「田中~田中~」と言って私に近寄ってきます。
いっそ苗字が田中だったら面白かったのに。
これがタナカってやつです。
Thanaka(タナカ)
とは、日本の田中とはまったく関係なく、ミャンマーの女子たちに人気な木から作った日焼け止め用の美用品らしいです。上の広告は国境の橋の上にドでかく建っていました。相当人気らしいですね。
タナカ販売のお兄さんたちは私に近寄り、「君は美しいけど、これを塗ったらもっと美しくなるよ」とごり押しで無断に私の頬に塗ろうとしてきます。
その時のお兄さんはクリームタイプではなく、タナカの木をすり潰した天然タイプの粉液体みたいなものを持っていたので、全力で拒否しました笑。
ただ塗り心地はスーッとして、とてもいいようです。
ミャンマー人は美白意識が強いんですね。
鼻筋と頬以外は良いのかな・・・
民族村で出会ったカレン族のちっちゃい女子も、ほら。
日帰りミャンマー、結構ありかも!
ふと思い立って入国したミャンマーでしたが、想像以上に濃い時間を過ごすことができました。
入国も楽になったようですし、タイからラオスのルアンパバーンあたりを周遊する予定のある方は、是非寄り道がてらディープなミャンマーを訪れてみてはいかがでしょうか。