この記事では、 飛行機に乗り遅れた際の対処法についてまとめています。
実際に私たちが家族でマニラを訪れていて、日本に帰ろうとした際に1日1便しかない帰国便に乗り遅れてしまった経験から学んだ対応方法となります。
LCCのセブパシフィック航空を利用する予定だったので、普通の航空会社のように融通はききませんでした。
きっとこの記事にたどり着いた方は、乗り遅れそう or 乗り遅れてしまった!という状態の方だと思いますが、まずは落ち着いてください。
経験上、慌てている時に焦って判断をすると、余計失敗したり誤ったことになることが多いです。
飛行機乗り遅れたくらいでは、死ぬことはありません。大丈夫です。
まずはコーヒー1杯でも飲んで、落ち着いてから冷静に対応していきましょう。
ということで、これからどうすればいいのか解説していきたいと思います。
もくじ
マニラでLCC(セブパシフィック航空)に乗り遅れた !!
マニラに2週間ほど滞在して、やっとこれで日本に帰れる!というタイミングで、人生初の飛行機乗り遅れを体験してしまいました。
一般的に飛行機の乗り遅れが生じる原因としては、
- 飛行機遅延による乗り継ぎ不可
- 公共交通機関の遅延によりチェックイン時間に間に合わなかった
- カウンターに長蛇の列ができていてチェックイン時間に間に合わなかった
- 体調不良
などが考えられますが、今回の私たちが乗り遅れた理由はこれらに全く該当せず、
余裕こいてチェックイン後に第三ターミナルのラーメン凪でゆっくりランチをしていたら、ギリギリの時間になっていて搭乗ゲートに間に合わなかった!
というただ単に計算不足というか、愚かなミスでした。
いつもセブパシフィック航空は出発時刻が遅れることが多く、ゲートに着く時間が多少遅れてもどうせディレイしているだろうから大丈夫でしょう。
と慣れたことを良いことに、高を括っていたからだと思います。
LCCセブパシフィック航空のチェックイン規定は厳しい
セブパシフィック航空のチェックイン時間一覧を載せておきます。
- 国際線:
中東発のフライトを除き、チェックイン カウンターはフライト出発時刻の3時間前にオープンし、45分前に閉鎖します。- 国内線:
チェックイン カウンターはフライト出発予定時刻の2時間前にオープンし、45分前に閉鎖します。- 中東行きのフライト:
チェックイン カウンターはフライト出発時刻の3時間前にオープンし、1時間前に閉鎖します。
セブパシフィック航空はLCCであり、人件費を削減しなければならないので、ルールを守らない人間に対して寛大に対応してくれるような会社ではありません。
JALやANAなど日系のLCC以外の航空会社の場合は、乗り遅れそうな時に事前に相談すれば、多少融通をきかせてくれたりチケットを無効にせずに済むよう対応してくれたりするようですが、フィリピンのLCCセブパシに関してはこの通りではないのは明らかでしょう。
まぁ、私たちの場合は無事にチェックインは済ませておいたのにも関わらず、乗り遅れたんですけどね・・・
LCCでは大変厳しい対応をされますが、日系の普通の航空会社などは融通をきかせてくれるかもしれませんので、チェックイン前に乗り遅れることが確かなのであれば、事前に航空会社へ連絡して対応方法を聞いておきましょう。チケットを新しい便に振り替えてもらえたり、5分程度の多少の遅れであればカウンターを開けて待っててくれたということもあります。諦めないで、可能性は試していきましょう。
LCCセブパシフィック航空の搭乗ゲートの閉まる時間
フライト出発の遅くとも30分前までに指定された搭乗ゲートにいるようにしてください。搭乗ゲートは出発予定時刻の15分前に閉じます。
チェックインを済ませると、渡されるチケットには「〇時〇分までには搭乗ゲートにいるようにしてください」と記載があります。
私たちの場合はうっかりしていて、出発時間の5分くらい前にゲートに到着しました。
その時にはまだ飛行機は停車しているものの、ゲートのドアは固く閉じていて、スタッフ同士で楽しく談笑していました。
チケットを見せると「NARITA?! Already!!」と冷たくあしらわれ、「そこにまだ飛行機いるから乗せてよ!」とダメもとで交渉してみてもダメなものはダメでした。
ちなみに乗り遅れた理由として他には、出国手続きのレーンが混んでいたことと、主人の延長ビザの証明関係で係員と揉めて時間がかかったこと、ベビーカーで荷物も多かったので荷物チェックに時間がかかったことなどが挙げられます。
余裕を持っていかなければならないとは分かった上でも、出国手続きに余分な時間がかかるということは予期せぬアクシデントでした。
セブパシさんよ、いつも遅延して真面目に待機していると長時間待たされるくせに、ちょっとこちらが遅れた時に限って容赦なく置いていくなんてひどい!!悔しい!!
と、絶望しましたが、所詮負け犬の遠吠えであり、後の祭りでございました・・・
LCCに乗り遅れた際の対処法:出国履歴を修正しに行く
さて、気を取り直してこれからどうするかを考えなければなりません。
成田行きのセブパシフィック航空はその日はそれで終わり。
他のターミナルから出発する成田・羽田行きのフライトにも、もう今からでは間に合いそうにありません。
とりあえず一度フィリピンから出国したことになっていますので、その記録を修正しなければならないということでした。
来た道をそのまま逆戻りしていきます。
出国審査のところで端の方のカウンターに行き、乗り遅れたのでスタンプを訂正してもらうように伝えます。

あっさり『VOID』されました・・・
こんな二重線とサインだけで良いんですね・・・
LCCに乗り遅れた際の対処法:荷物をピックアップする

次に預けていた荷物を取りにいかなければなりません。
乗り遅れた際に一番心配したのが、成田に荷物だけ先に行ってしまっていたらどうしよう・・・ということでした。
何度もスタッフに確認したところ、乗らなかった客の荷物は確実に飛行機に乗せていない!とのこと。
あんな短い時間で荷物の選別までしているなんて、知りませんでしたのでびっくりです。
セブパシフィック航空のチェックインカウンターに戻って、預け荷物の半券を提示して、荷物を持ってきてもらいます。
しかし、この荷物を飛行機に乗せる場所から持ってきてもらうのに相当時間がかかります。
再入国の手続きなどで既にかなりの時間がかかっていたので、チェックインカウンターに戻った頃には荷物が届いているかと思いきや、半券を渡した時から荷物探しはスタートするらしく、そこから1時間近く近くのベンチで待機することになりました。
泣きっ面に蜂です。
LCCに乗り遅れた際の対処法:諦めて次の便を探す

自分たちの落ち度で乗り遅れたのですから、新しいチケットは改めて新規で購入しなければなりません。
ダメもとでチェックインカウンターのスタッフに振替などできないか聞いてみましたが、まぁ普通に無理でした。
チケット予約のためにWi-Fiを探す
LCCのチケットはインターネット上で購入することができますので、インターネットに接続するためにはまずWi-Fiを探さなければなりません。
マニラに限らず、空港の無料公共Wi-Fiは電波が弱いことが多いです。
航空券を購入するとなると、クレジットカードでの決済が必要になりますので、途中でコネクションエラーが起きたりすることを考えると、かなり不安があるものです。
私たちは一度チケットを購入する際に、クレジットカード情報を入力した後で画面が固まりエラーになりました。
チケットも取れていないものだと思い、別で再度チケットを購入したのですが、後から実はとれていたということが判明しました。
当然気づくはずもなく、そのチケットは無断で利用せず。
一気に2便分もチケットを無駄にしてしまったのです。
後からセブパシフィック航空に問い合わせメールを送り、交渉の結果そのお金は戻ってきたので良かったのですが、恐るべしコネクションエラーです・・・
マニラはコーヒーショップのWi-Fiが強くてお勧め
お金はかかってしまいますが、早くて安定しているWi-Fiを利用するためには空港内のスターバックスなどのコーヒーショップに入ることをお勧めします。
コーヒーショップで購入すると、Wi-Fiのパスワードがもらえますので、一定時間サクサクなネット通信をすることができます。
わざわざショップエリアまで移動して、飲み物にお金を掛けなければならないという手間はかかりますが、確実に次のチケットを購入するためには、その手間は惜しまない方がいいでしょう。
ふーっとコーヒーでも飲みながら一休みしてクールダウンできると、その後の対応にも冷静な判断を下せる可能性が高まります。
マニラのLCCチケット売り場は絶望的な込み具合!
各ターミナルには、スマホやPCなどの予約デバイスを持っていない人向けに有人のチケットカウンターがありますが、いつ行っても大混雑で何時間待てばいいのか分からないほど混んでいるので、出来ればこちらで購入することはあきらめた方が良いでしょう。
しかも狭い空間に大量のフィリピン人がぎゅうぎゅうに集まっていて、冷房もあまり効かずに扇風機でどうにかしているような環境でしたので・・・
どうにか自力でネット予約する方法を探してみましょう。
LCCに乗り遅れた際の対処法:ホテルの手配をする
さて、荷物も取り戻し、翌日以降のフライトも無事手に入れたら、次は今晩泊まるホテルを手配しなければなりません。
行き先が決まらなければ、重い荷物を持って空港から出ることもできません。
ホテルの手配もインターネットで簡単に予約ができますので、コーヒーショップを出るのはもう少し待ってくださいね。
まだ早い時間帯なのであれば、割り切って観光気分になって、気になっていたスポットの近くにホテルを取るのもいいですし、
もう遅い時間帯なのであれば寝るだけですので、空港近くのアクセスしやすいところにホテルを取るようにしましょう。
LCCに乗り遅れた際の対処法まとめ

家族でマニラに来ていて、日本へ帰ろうとしていた際にLCCのセブパシフィック航空に乗り遅れてしまった際に取った対応方法をまとめました。
完全なる失敗談になりましたが、同じような体験をした方の参考になることがあれば嬉しいです。
ちなみに私たちは、乗り遅れてそのままマニラにもう1泊して、翌日同じフライトで日本に帰るのも何か悔しかったので、その日の夜出発で台湾に行くことにしました。
台湾に3日間旅行をして、ようやく日本に帰ることができました。
台湾滞在分のお金はかかってしまいましたが、乗り遅れてしまった虚しさを台湾旅行の楽しさで少しだけ緩和することができたので、まぁ良しとしています。笑
時間に余裕があるという方は、乗り遅れてしまったこの機会に、近場のどこかに寄って帰るというのもありかも?!
乗り遅れてしまったことは仕方がないことなので、まずは落ち着いて、気持ちを切り替えて、楽しく過ごせる方法を見つけ出すようにしましょう。