夏と言えばプール!
せっかくなので赤ちゃんをプールに連れて行ってあげたいですよね。
でも初めての場合は色々と大変なのではないかと尻込みしていないでしょうか。
体験をもとに0歳・1歳の赤ちゃんをプールに連れていく際に必要最低限持っていきたい物と便利グッズを紹介します。
持ち物の必需品に加え、注意したい感染症についても解説していきますね。
赤ちゃんとプールに行くときに必要な持ち物は?
それではさっそく準備をしていきましょう。
まず大きめの肩掛けバッグかリュックを用意しましょう。
肩掛けバッグかリュックがおすすめな理由は、プールで遊び疲れた赤ちゃんはぐずりがちで、
帰りは高確率で抱っこをせがんでくるからです。
しかも疲れているので寝てしまいます。
眠ってしまった赤ちゃんの重さは倍増ですね。
よって、両手が開く肩掛けバッグかリュックがベストです。
次に赤ちゃんのプール用おむつがあります。
これはプールの中でおしっこやうんちをしてしまっても大丈夫なようにできていますので必ず履かせましょう。
そして大きめの全身が覆えるタオルは2枚あると良いでしょう。
1枚はプールから上がった時に濡れた体を拭くためです。
もう1枚は予備も兼ね、プールから上がった後の寒さ対策で使うものです。
疲れてお昼寝してしまったら、下に引いてあげたり、上に被せてあげると心地よく眠ってくれるでしょう。
子供はすぐに動いてしまうので、歩ける赤ちゃんの場合は全身を一気に拭けるラップタオルも便利ですね。
プールから上がった赤ちゃんのからだは冷えているので、
胴体が冷たい場合は必ずタオルなどを巻いて温めてあげてください。
赤ちゃん連れプールを助けてくれる便利グッズをご紹介!
レジャーシート
赤ちゃんがすぐに休憩できるように用意しておくといいでしょう。
休憩所に椅子しかないところもあるので、着替えさせたり、横になるときに便利です。
ベビー用浮き輪
足が入るタイプの浮き輪だと安心ですね。
ただ一人にするのは危険なので絶対にやめましょう。
腕にはめるタイプの浮き輪も売っているので、合わせて用意するといいかもしれません。
一度買ってしまえば、小学生くらいまでは使えます。
おやつ
赤ちゃんはプールに入ると、とても体力を消耗します。
おやつは少しカロリーのあるものにしてあげましょう。
飲み物も多めに持って行ってください。
救急セット
実は救急セットは絶対に外せないアイテムです。
たくさん持っていく必要はありませんが、赤ちゃんがプールでケガをしてしまうことを想定して、
ガーゼ、消毒液、絆創膏、ピンセットは持って行くようにしましょう。
特に重要なのはピンセット!
皮膚に何か刺さってしまったときに重宝します。
なぜかプールに行くと手や足にちくっとした痛みを感じ、みてみるととげが刺さっていたという経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。
赤ちゃんは泳げない分、手や足をいっぱいに動かすので、大人よりもケガをしてしまう可能性が高いです。
歩ける子の場合は、プールサイドで滑って頭を打つということもあるかも知れません。
注意してみてあげましょう。
意外と知らないプールでの病気
赤ちゃんをプールに連れて行く時に用心した方が良いのは、必需品の用意と共に、感染症に気を付けることです。
プールで感染しやすい病気を予め知っておくことで、しっかりと対処することができますよ。
①プール熱
プール熱とは唾液や便を通じて感染します。
症状としては、38~39度の発熱と喉の痛み、目の充血や目やになど結膜炎症状が現れます。
リンパ腺の腫れ、嘔吐や下痢をともなう場合もあります。
感染を防ぐためには、プールの後に体や目をよく洗い、お友達とタオルなどの持ち物の貸し借りはしないようにしましょう。
赤ちゃんや子供は目薬をさすのを怖がる子が多いですが、その時に大好きなアンパンマンの目薬や可愛いケースがあれば・・・
気を紛らわせて目薬を差すのが楽になるかも?!
②手足口病
その名前の通り手のひらと足のうら、口の中に周囲が赤い発疹ができます。
発疹が水泡になる場合があり、つぶれた場合は痛みを伴うことがあります
37~38度の発熱症状が出る場合や、下痢や嘔吐を伴うケースがあります。
水泡から直接感染する場合があるので、水泡には触れないようにしましょう。
子供の手足口病はかゆみはあるものの比較的痛みは少ないようですが、
特に親が手足口病に感染した場合は厄介です。
一般的に子供よりも大人の方が重症化しやすいと言われています。
下痢や嘔吐の処理は避けられませんが、手袋をするなりくれぐれも気を付けてくださいね!
③溶連菌感染症
のどの痛みや頭痛、吐き気など風邪のような症状なので、溶連菌に感染したとは気が付きにくいのが厄介なところです。
のちに舌の表面に発疹が出てきはじめ、全身に発疹が現れます。
かゆみをともなうため小さな子には気の毒です。
悪化すると腎障害の合併症をおこしてしまう可能性があるので注意が必要です。
④ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナと手足口病はとても似ていますが、違いは手足に水泡ができるかできないかです。
ウイルスの感染によっておこるもので、高熱に続きのどに口内炎ができてしまします。
その水泡が破れると強い痛みを感じるので、塩味のある飲み物は避けたほうがいいでしょう。
喉が痛くて飲んだり食べたりするのが億劫になって泣き続ける子もいます。
厄介なのはかなり感染力が強いことと、原因ウイルスが何種類もあるので、
今までかかったことがあるから、と安心はできません。
繰り返し感染してしまう危険性が高いので、おむつ替えなどの時も注意が必要になります。
上記のいずれの場合も、一番の予防方法は、うがい・手洗いです。
夏だからと言って油断せずに、
プールから出た後は、うがい・手洗いをするように徹底するようにしましょう。
また、普段から免疫力を高めておくことも感染症予防としては重要です。
夏バテで食欲がないと感じるときもあるかもしれませんが、
ビタミンや食物繊維、乳酸菌を摂取させるように心がけましょう。
赤ちゃん連れプールの持ち物まとめ
できるだけ荷物は少なくしたいとは思いますが安全性を考えるとやはり多くなってしまします。
もちろん自分たちも楽しみたい気持ちはよくわかります。
しかし赤ちゃんは自分で危険を回避することは困難です。
目を離さず、一緒に楽しむこと優先で体調が万全の時にプールに行きましょう。