タイ・バンコクのチャオプラヤー川沿いに2018年11月に新しくオープンしたショッピングモール、 ICONSIAM (アイコンサイアム)に行ってきました。
日本の高島屋が初めてタイに出店したということで、日本でも大変話題になっておりましたが、
実際に行ってみると、バンコクの他の大型ショッピングモールとは違い、
洗練されたテーマパークのような規格外の規模の大きさを誇る、最旬スポットとなっておりました。
今後は直結駅として新しくBTSの駅も開通し、間違いなくバンコク観光の仲間入りをしてくるだろうという勢いを感じました。
チャオプラヤー川沿いのホテルに宿泊していたのですが、その魅力にどっぷりはまってしまい、
滞在中何度も通ってきましたので、
- ICONSIAMへの行き方
- フロアガイド&店舗情報
- 店内の見どころ
- 店外の見どころ
- 高島屋の様子
のポイントについて沢山の写真と共にまとめてみました。
バンコクにこれから行くという方、ICONSIAMが気になっているという方にその魅力をお届けできればと思います。
ICONSIAM(アイコンサイアム バンコク)とは?
ICONSIAMとは、チャオプラヤー川西岸エリアに2018年11月にオープンした、ショッピングモールをメインに2棟の高級コンドミニアムやシネマ、大ホールなどを併設している巨大複合施設です。
モール建物の前にはRiver Parkという名の10,000sqもの敷地面積を誇る広大な公園があり、チャオプラヤー川を行き交うボートを眺める人たちの憩いの場となっています。
建物の随所にゴールドをさし色として使用していることもあり、ハイエンドで高級感の漂う施設だということが、一目見るだけで分かります。
ICONSIAMへのアクセス方法・行き方は?
ICONSIAMには2020年までに直結の駅(ICONSIAM Station)がオープンし、モノレールで直通で行くことができるようになるようです。
館内の案内板にも既に「→ BTS 」というように出ていましたので、完成することは間違いないのだと思います。
しかしながら2019年現在は、最寄りの駅からは歩くと結構時間がかかるので、無料のシャトルボート・バスを利用していくのが一般的なルートとなります。
BTSサパーンタクシン駅からシャトルボート、BTSクルントンブリー駅からはシャトルバスが出ています。
その他、チャオプラヤー川のボート乗り場(Pier)からも無料のシャトルボートが利用できます。
Sathorn Pierはサパーンタクシン駅直結、Si Phraya PierはRiver City Bangkokというショッピングモールとロイヤルオーキッドシェラトンホテルの間にある港なので、利用する機会も多いかと思います。
Si Phraya Pierはチャオプラヤー川を挟んでICONSIAMとは反対側の東岸にあります。
Pierの近くにはこのようなローカルマーケットが広がっているので、ICONSIAMとのギャップを楽しんでみるのもまた面白いかも。
今回私たちが宿泊していたロイヤルオーキッドシェラトンホテルからも無料のシャトルボートが出ていました。
チャオプラヤー川沿いのホテルのシャトルボートもいくつも行き来していましたので、宿泊している場合には要チェックです。
ICONSIAM(アイコンサイアム)詳細情報
299 Charoen Nakhon Rd, Khwaeng Khlong Ton Sai,
Khet Khlong San, Krung Thep Maha Nakhon 10600 タイ
+66 2 495 7080
- 営業時間 10:00 am – 10:00 pm
- 定休日 無し
ICONSIAMフロアガイド&全体像の紹介
まずICONSIAMの全体像を把握するために、フロア別にあるものを整理してみたいと思います。
- 8階 RIVER MUSEUM
- 7階 コンベンションセンター&フィットネスセンター
- 6階 ダイニング(Alangkarn)&映画館
- 5階 キッズ&ファミリー、銀行&サービス
- 4階 テクノロジー、ホーム&クラフト SIAM TAKASHIMAYA
- 3階 スポーツ、テクノロジー&スペシャリティ SIAM TAKASHIMAYA
- 2階 ファッション&ライフスタイル SIAM TAKASHIMAYA
- 1階 アクセサリー、ファッション、メンズファッション SIAM TAKASHIMAYA
- M インターナショナルファッション SIAM TAKASHIMAYA
- UG SOOK SIAM SIAM TAKASHIMAYA
- G ダイニング、フード&お土産 SOOK SIAM SIAM TAKASHIMAYA
- B1階 パーキング、郵便局
- B2階 パーキング
こちらが館内案内の断面図です。
建物の左側に繋がっているのが、ICONSIAM Stationです。
現在建設中なのでしょうか。
SIAM TAKASHIMAYAは左側のオレンジの部分で7フロアを使用しており、G&UGの紫色がSOOK SIAMです。
詳しいショップリストはHPより確認できます。
ICONSIAMバンコクの見どころを画像で紹介
それでは早速ですが、ICONSIAMの見どころをエリア別にみていきたいと思います。
まずはその超印象的な外観から。
ICONSIAMバンコクの建物外観
船着き場に着くや目に入ってくるのは、超高級ブランドのロゴの数々。
高級感を出すためか、中に入っているブランドが見えるようにスケルトン仕様になっています。
シャトルボート乗り場はすぐ目の前にあります。
River Parkで何もせず、ゆっくりと川やボートの流れを眺めているという時間も優雅なものですね。
ICONSIAMバンコクのグランドフロア
まずメインエントランスを入ってすぐ目に入るのは、 ICONLUXEエリアにあるVerandaというダイニング&ショップエリアです。
屋内なのにまるで森の中にいるかのような雰囲気の、ゴージャスな空間に心躍ります。
ただただ高級感があって近寄りがたい雰囲気を放つのではなく、グリーンや木の温かみを取り入れることで、どこか親しみやすく人が集まりやすい、快適な空間を演出しているというのがさすがです。
シンガポールで有名なチリクラブが食べられるお店、JUMBO SEAFOODも1階エントランスすぐ隣にあります。
そのままグランドフロアを進んでいくと、SOOK SIAMにつきあたります。
SOOK SIAMはタイの伝統的な雰囲気が感じられる、ローカルマーケット形式の売り場です。
タイ全土から集まったタイのローカルフードを気軽に楽しむことができるのが魅力です。
洗練されたデザインのインテリアのICON LUXE
ICON LUXEというショッピングエリアはインターナショナルファッションとして、世界的に有名な高級ブランドが集まっています。
そのラグジュアリーさに見合う、シャンデリアなどのインテリアがとても華やかで印象的です。
ショッピングエリアなのに、なぜか天井ばかり見上げてしまいます。
清潔感の漂う白と、高級感の溢れるゴールドの色使いがとてもマッチしていますね。
インスタ映え?!なのかどうかは分かりませんが、
この雰囲気を味わうだけでも、来た意味はあるかも。
高級ブランドエリアの天井は一面ゴールドです。
ICONSIAMのレストランフロア
6階にはAlangkarnという名のダイニングが広がっています。
タイフードの原点になっているお米をテーマにデザインされたダイニングエリアは、2フロア分の高さを使っているとても広い空間で圧巻です。
稲田や滝と言ったタイの農業地の風景を再現しているのですが、デザイン自体はとても洗練されていて、1ショッピングモールのレストランフロアとしては気合いれすぎだろ~!!と思わずビックリしてしまいます。
入っているレストランも話題のお店が多く、和幸、辻利、モーパラ、寿司でんなど日本食も多い印象でした。
レストラン一つ一つが独立しており、それぞれの雰囲気に合わせた装飾が大規模で素晴らしいです。
とんかつ屋の和幸も、日本の桜をイメージしたのか、とっても可愛らしい装飾で。
シンガポール国民の朝食定番メニュー、Ya Kungのカヤトーストのお店もありました。
ココナッツとバターの相性がたまらない、シンガポールに行ったら必ず行くお気に入りのお店です。
日本の和スイーツも人気で、お茶屋さんの辻利や、
北海道ベイクドチーズケーキのお店もありました。
タイ料理レストランはタイらしい装飾で。
基本的にこのフロアにあるレストランの価格帯は、一般的なお店に比べて少しお高めでした。
日本のデパートに入っているレストラン街をイメージして貰えれば良いかなと思います。
タピオカミルクティーを扱うお店はかなり多く、このダイニングフロア以外にも各フロアに1店舗はあるのではないかというほど、たくさんありました。
大人気ですね。
だいたい日本の半額くらいの金額で楽しめるのが魅力です。
台湾の小籠包で有名な鼎泰豊も近日オープンする予定とのこと!
アイコンサイアムのテナント
ショッピングエリアはかなり敷地面積も広く開放感があるのですが、
ファストファッションブランドで有名なH&Mはなぜか3フロアを使っており、
館内で独立した店舗のようになっているのが面白いです。
日本からの旅行客は高くて買う必要がないかと思いますが、ユニクロもあります。
館内中央部分が上まで吹き抜けになっているので、フロアごとの雰囲気が見通せて開放感がありますね。
一番下のフロアは広場になっていて、この日はコンサートが行われていました。
吹き抜け効果もあり、オペラが館内中に響き渡っていました。
アイコンサイアムに初進出の高島屋!
先ほどフロアガイドでご紹介したように、SIAM TAKASHIMAYAはGフロアから4階までの計7フロアを使用しています。
グランドフロアはSOOK SIAMと繋がっており、フードコートになっています。
入っているテナントはほとんどが日本料理のようでした。
土日は人が大渋滞しているほど混雑していて、タイの人々にも大人気のエリアのようです。
更にフードコートを抜けて奥へ進むと、TAKA Marcheというスーパーマーケットがあります。
タイのスーパーマーケットと比べると、やはり価格帯は高くなる様子。
おにぎり1個、250円くらいしました。
それでもタイの人々でごった返していました。
一番流行っていたのは、お寿司が一巻ずつ買えるブース。
日本だと小売りしているところが少ないので、面白いですね。
サーモンのお刺身を買って帰りましたが、日本のものと変わらず肉厚で、とても上品でおいしい味がしました。
ICONSIAMの子供用品売り場は広い!
子供用品売り場も、SIAM TAKASHIMAYAの中の5階部分にあり、高島屋だからか、日本のデパートをそのまま持ってきたような雰囲気でした。
洋服のブランドもおもちゃのメーカーもよく日本のデパートで見るようなものばかり。
MIKIHOUSEはどこの国に行ってもありますね。
レジ近くの一画にオムツも置いていました。
実は息子のオムツが無くなってしまって、買わなければと探していたのです。
ただバリエーションが少なかったのと、値段表示がされていなくて毎回値段を聞かなければいけなかったのと、大きなパッケージの物しか売っていなかったので、諦めました。
タイには14個パックなど、日本でも珍しい少量パックがあるので、そのくらいで十分かなと思っていたのです。
他にICONSIAM内でオムツか買えるところが無いか聞いたところ、Gフロアだということで探してみましたが、スーパーマーケットには無く、セブンイレブンに少しだけ置いてあるだけでした。
当然、求めていたサイズやブランドのものはなく、断念・・・
ミニカーを上から走らせて競走させることができるコーナーもありましたので、
地元のキッズたちに混ざって参戦してきました。
ICONSIAMは夜のライトアップも豪華!
チャオプラヤー川沿いに広がるRiver Parkでは、木々やモニュメントが一斉にライトアップし、昼間に増してゴージャスな雰囲気を作り出しています。
建物も含めて、ICONSIAM全体が黄金に輝いているかのように見え、とても神々しいです。
River Parkにある噴水は定期的に噴水ショーも行っています。
全身にイルミネーションをまとった鼓笛隊によるショーも行われていましたが、息子が怖がるほど本格的で大迫力でした。
River Parkから夜のチャオプラヤー川を眺めているのも良い気持ちです。
ICONSIAM(アイコンサイアム)バンコク体験記まとめ
写真を沢山撮ってきたので、かなり長くなってしまいましたが、バンコクの最旬スポットICONSIAMの概要を紹介しました。
正直、1ショッピングモールとしては規格外だし、装飾から演出から、色々とやり過ぎだと思います。
しかしそのやり過ぎ感が訪れる人たちの心を躍らせ、口コミを呼び、また来たいと虜にさせるのではないかと思いました。
今はまだバンコク中心部からのアクセスも良くないですが、これから2020年に向けてBTSが直通したらどんどん人も集まってきて、バンコク観光の目玉としての地位を確立していくことでしょう。
チャオプラヤー川沿いには2012年にオープンしたアジアティークナイトマーケットもありますが、これから更に発展していくであろうこのエリア。
今後も目が離せません。