フィリピン有数のリゾート地のボラカイ島とセブ島。
子連れ旅行や家族旅行に行くなら、どっちに行けば良いのか悩みますよね。
ボラカイ島とセブ島どちらにもそれぞれ違った魅力がありますので、
その違いをセブ在住経験があり、ボラカイ島にも何度も訪れている私が
子連れ目線でどっちが良いかを徹底比較します。
ボラカイ島とセブ島を徹底比較
ボラカイ島とセブ島は同じリゾート地でも結構雰囲気は違います。
まずは子連れという視点にこだわらず、2つのリゾート地の特徴を比較してみたいと思います。
日本からのアクセスが楽なのはどっち?
日本から直接行く場合は、アクセスの良さも重要ですよね。
特に子連れ旅行の場合は気になるポイントだと思います。
日本からセブ島までのアクセス
日本から行く場合、アクセスが良いのは直行便が飛んでいるセブ島になります。
フィリピン航空で成田~セブ間の直行便が飛んでいるので、便利ですよね。
セブ島の国際空港はマクタン島という島内にあり、リゾート目当ての場合マクタン島内のホテルに滞在することになるので、
空港からホテルまでのアクセスが良いところも魅力的です。
日本からボラカイ島までのアクセス
一方でボラカイ島の場合、日本からの直行便はないので、マニラ(かセブ)を経由して移動することになります。
さらにボラカイ島から一番近い空港である「カティクラン空港」に到着したら、そこからバスで約5分ほど港に移動して、ボラカイ島まで5分ほどボートで移動する必要があるので、
その移動が面倒だなという場合には、アクセス面では圧倒的にセブ島に軍配が上がると思います。
マニラ滞在中に行く場合は、どちらも飛行機で移動することになります。
どちらも飛行時間は1時間くらい。若干ボラカイ島の方が近いかなという感じであっという間に着きます。
あとは空港からホテルまでの移動で、ボート移動があるかどうかの違いですね。
ボラカイ島の場合、事前に宿泊するホテルに空港からの送迎を依頼しておけば、専用のバスとボートで迎えに来てくれるので、かなり負担を減らすことができます。
一人2000円くらいかかりますが、その分待ち時間もほとんどなく、快適な移動ができますよ。(ヘナンリゾートの場合、大人800ペソ・子供600ペソでした。)
海やビーチが綺麗なのはどっち?
海やビーチが綺麗なのは、断然ボラカイ島です!
まさに天国!
何回行っても、またすぐに訪れたくなる、中毒性のある雰囲気です。
ボラカイ島の海とビーチ
ボラカイ島は世界のビーチランキングの栄えある1位をこれまでに何度も受賞しており、
世界のベストアイランドでも常に10位以内に君臨しているほど、海が綺麗なことで有名です。
何といってもボラカイ島の魅力は、島の西海岸に全長4kmにわたり続いている白砂のホワイトビーチ!
本当に真っ白でサラサラな砂なので清潔感がありますし、
サンゴが粉々になってできたビーチなので、日本のビーチのように歩いていて足裏を火傷してしまいそうになるほど、熱くなることもありません。
海の透明感も抜群で、遠浅で水温も温かいので、海で遊ぶのに持ってこい。
セブ島の海とビーチ
一方でセブのリゾートホテルがあるマクタン島は、実はホテルを建てる際に人工で作ったビーチなんです。
パブリックビーチはなく、それぞれのホテルが所有している小さめなビーチで遊ぶことになります。
また砂もボラカイほど細かくなく、岩場のゴツゴツしているエリアも結構あります。
セブ島で本当にきれいなビーチに行こうとしたら、リゾートホテルからバンカーボートに乗って、30分から1時間くらいの場所にある
ナルスアン島・パンダノン島・ヒルトゥガン島・カオハガン島などに行く必要があります。
アイランドホッピングのアクティビティの一部と考えれば、それも楽しいのですが、ボラカイ島の場合はホテルから歩いてすぐの場所に綺麗なビーチがあるので、
ビーチと海のクオリティはボラカイ島の圧勝だと思います。
とは言え、セブ島のビーチも日本の海に比べたら相当綺麗です!
ホテルが充実しているのはどっち?
ホテルの数で言うと、ボラカイ島の方が圧倒的に多く、安宿からら5つ星のラグジュアリーホテルまで無数にあります。
ボラカイ島のホテルはホワイトビーチ側に密集しているので、
賑やか過ぎると感じる場合は、少し離れたビーチや高台にひっそりと建つ高級リゾートに滞在するのもおすすめ。
繁華街からのアクセスは悪くなりますので、ホテル内を満喫するスタイルの旅が向いています。
セブ・マクタン島のリゾートの場合は、ビーチ沿いでホテル同士が繋がっておらず、自由に行き来ができないのも特徴。
メイン通り沿いにホテルの入り口があり、基本的にホテル内の敷地やビーチは宿泊客しか出入りできないようになっています。
ビーチの広さはホテルによりますが、宿泊客しか利用できないプライベートビーチになっているので、その点は魅力的ですね。
またセブのホテルには、J Park HOTELや、シャングリラなど、ウォータースライダーがあり、子どもが楽しめるプールがあるホテルもあります。
高級リゾートホテルがあるのは、セブ島もボラカイ島もどちらも同じですね。
治安が良いのはどっち?
ボラカイ島の治安は?
どちらもリゾート地なので、リゾート特有の観光客を狙ったスリや置き引きなどはありますが、
どちらかと言うとボラカイ島の方が治安が良いと感じます。
ボラカイ島は多くの外国人が出入りしていますし、
観光のためのエリア開発が行われてきたということもあり、現地の人たちも観光業に従事している人が多いです。
もちろん島の中心地から離れると、もとから住んでいたローカルな人たちの暮らしも垣間見れますが、
もともとこの辺りのエリアはフィリピンの中でもかなりの田舎エリアで治安が良い場所です。
ちなみにカティクラン空港のあるすぐ隣の島の「パナイ島」は、フィリピンの中でも治安が良いエリアとして有名な島です。
ボラカイ島の中心地には、観光客向けのお店やレストランなどが並んでいますが、夜遅くまで歩いていても、危険だなと感じたことはありません。
マニラ・セブ・クラークにあるようなディープな歓楽街も目立ったものはないので、そういった点でも、最低限貴重品から目を離さなければ、安心して滞在ができるエリアだと思います。
セブ島の治安は?
セブ島はフィリピン第二の都市で、最近はかなり栄えてきているので、都市化が進むにつれやはり治安が悪い場所もあります。
リゾートホテルの近辺はそれほど治安は悪くありませんが、マクタン島には地元の人も沢山住んでいますし、
夜間街灯が少なく、暗くて少し恐怖を感じる場所もあるので、夜間は出歩かない方が良いですね。
またマクタン島の隣のセブシティ側へ行くと、物乞いが来たりスラム街など治安があまり良くないエリアもありますので、
お買い物などに行く際も、できるだけ帰りが遅くならないに越したことはありません。
タクシーに乗るときも、必ずドアと窓をロックしておくようにしてくださいね。
街歩きが楽しいのはどっち?
ボラカイ島とセブ島では雰囲気が全然違います。
ボラカイ島で街歩きをするとしたら、ホワイトビーチ沿いにマーケットや飲食店がたくさん軒を連ねているので、
ビーチ沿いを歩きながらお散歩しているだけでも楽しめます。
ビーチから1本入ったメイン通りにも、同じくお店はありますので、歩きながらレストランを選んだり、マッサージ屋さんに声を掛けられて、その場でちょっくら入って施術を受けてみる…というような
「THE★リゾート地」な遊びができるのがボラカイ島の魅力ではないでしょうか。
一方でセブ島の場合は、アジアの都会らしさも楽しめるのが魅力です。
セブシティには大きなショッピングモールが多くあり、お買い物できるものの幅がボラカイ島に比べるとグンと広がります。
アジアのエネルギッシュさも、リゾート感も、どちらも楽しみたいのであれば、セブ島の方が満足できると思います。
ただセブ島もマニラに次いで、渋滞が深刻化してきている都市なので、出勤時と夕刻の時間の長距離移動は避けた方が良いですね。
日本食が充実しているのはどっち?
日本食レストランが充実しているのは、完全にセブ島です!
セブ島には日本から留学に行く人も多く、本格的な日本食レストランがたくさんあります。
特に近年ではどんどんレベルも上がってきていて、日本で食べるのとほぼ変わらないほどのクオリティのラーメンが食べられるお店がたくさんあります。
その他にも中華・韓国・フィリピン・イタリアン・スパニッシュ・アメリカンなど、多彩なレストランが揃っていて、何を食べようか迷ってしまうほど。
ちょっと遠出して、山の上の方にあるオシャレなレストランで食事を楽しむのも楽しいですよ。
ボラカイ島の場合は、日本食もあることはありますが、ボラカイで日本食を食べるのなら、韓国料理や中華料理を食べた方が本格的で美味しいかも。
日本人よりも韓国人・中国人の方が圧倒的に多く訪れているということもあり、レストランがたくさんあります。
またボラカイ島のレストランは観光地価格ということもあり、少しお値段も高め。
でも一方で、いいホテルのビュッフェも比較的安価(600~800ペソくらい)で食べられたりもするので、
ビーチ沿いの豪華なビュッフェをリーズナブルに楽しめるのは魅力的ですね。
新鮮なシーフードが美味しく食べられるのも、ボラカイ島の魅力の1つですね。
ボラカイ島とセブ島どっちが子連れ家族旅行におすすめ?
次に子連れという視点で考えた時、ボラカイ島とセブ島どちらの方がおすすめなのか考えてみました!
それぞれ条件別に比較していきたいと思います。
ビーチ遊びをするなら断然ボラカイがおすすめ!
ボラカイ島の魅力はとにかくビーチが綺麗なこと!
ボラカイ島に到着した時間は夕刻だったのですが、2人ともビーチを見た途端テンション爆上がりで、
日が沈んで真っ暗になるまで、洋服を着たままびちょびちょになりながらも、無心で遊んでいました。
ビーチから移動するのが大変だったほど(笑)
6歳長男は、2歳の頃にもボラカイに行ったことがありますが、それでも海の綺麗さに感動し、波打ち際で大はしゃぎ。
2歳次男は、絶賛お砂遊びハマり中なので、砂を掴んでポイと投げたり、穴を掘ったり、お砂場セットがあれば何時間でも砂浜で遊んでいられました。
また初めての海体験でもあったので、キャッキャ言いながら海に入って遊んでいました。
まだ泳げない子はもちろん抱っこになりますが、波もさほど強くなく、遠浅なので、抱っこしながら海に入っても、親への負担が少ないです。
足元の砂もサラサラなので、全くいなく無いし、抱っこで歩きやすいんですよね。
小学生の長男も120㎝くらいの身長ですが、遠浅なので余裕で一人で海遊びが楽しめました。
またボラカイ島のリゾートホテルには、本格的なプールも多いので、プール遊びもめいいっぱい楽しめます。
午前中は海で遊んで、午後はプールでゆっくり。
途中でお腹が空いたら、プールサイドで軽食を取ったり、夜はマーケットに繰り出したりというラフな過ごし方が楽しめますね。
ボラカイ島は現地での移動時間が少なくていい
またボラカイ島の場合は、子連れ旅で必要な施設がほぼホワイトビーチ沿いに集中しているので、現地で移動をするシーンが極端に少ないです。
中心地から少し離れたホテルに滞在している場合は、トライシクルというバイクに客席が付いた乗り物で5分ほど移動すればすぐ着きます。
もちろんセブ島やマニラのように渋滞に出くわすこともありません。
ただ1本メイン通りから外れると、道路が舗装されておらず、トライシクルに乗っていてもガッタンガッタンするので、
赤ちゃん連れだと気になる人もいるかな…という感じ。
でもうちの子たちは特に気にせず、ちょっとしたスリルを楽しんでいました。
セブ島の場合、リゾート地のあるマクタン島の中にいるだけなら、同じような感じになるのですが、
せっかくならセブシティ側にも遊びに出掛けたくなると思います。
その場合、セブシティとマクタン島を繋ぐ橋で渋滞したり、市内のショッピングモールに行くまでに渋滞したりと、
車での移動時間も30分~1時間はかかってしまいます。
そのため子連れで移動する場合は、子どもの退屈しのぎグッズを工夫した方が良いかも知れません。
子どもの遊び場が充実しているのはセブ
室内の遊び場など、子どもが楽しめる施設が充実しているのはセブ島です。
アヤラやSM・ロビンソン系など、大型のショッピングモールに行けば、たいていプレイグラウンドと言われる有料の綺麗な遊び場があります。
最近ではチームラボのように、3Dのデジタルアートを楽しめるような最新の施設もあったり、スケートリンクがあったりと、
ハイレベルな遊び方ができるのはセブです。
ちなみに6歳の長男は、マニラでゲームセンターの楽しさを覚えたらしく、ボラカイ島滞在中にマニラに帰りたい~と何回か言っていました。
ボラカイ島の海も楽しいけれど、マニラの遊び場も恋しくなったのだとか。
セブ島にもゲームセンターなど、大きめの子供が楽しめるスポットがありますので、どちらもいいとこどりするならセブ島ですね。
アクティブさを求めるならセブ
ボラカイ島の場合は、マリンスポーツ中心の生活になりますが、
セブ島の場合は、近隣の島へ遊びに行ったり、海だけではなく山も楽しんだりということができます。
セブシティから片道2~3時間かかりますが、オスロブというエリアに行けば、話題のジンベエザメと一緒に泳げるアクティビティがありますし、
モアルボアルというエリアでは、ウミガメやイルカが見れたり、イワシの大群が見れたりと、バリエーション豊かな海の遊び方が楽しめます。
幼児には全く不向きですが、渓谷下りや川への飛び込みも人気なアクティビティの一つ。
セブ島からボートで1時間ほどのボホール島には、世界最小のメガネザル「ターシャ」と一緒に写真を撮ることが出来たり、川下りをしたり、ジップラインを楽しんだりすることも。
またセブシティの山エリアでもジップラインをしたり、馬乗りを体験することもできます。
ボラカイ島とセブ島の比較まとめ!
以上、フィリピンの中でも特に有名で人気なリゾート地、ボラカイ島とセブ島を徹底比較してみました。
どちらも魅力的な部分がたくさんあったのですが、どちらの方が良さそうでしたでしょうか?
特に子連れの場合、子どもの年齢や、どのくらいアクティブに過ごしたいかによっても大きく左右されるところかなと思います。
幼児がいて、親ものんびり過ごしたい場合はボラカイ島がおすすめで
大きめの子供がいて、割とアクティブに過ごしたい場合、また滞在期間が短い場合はセブ島がおススメかなと思います。
子連れ旅の参考にして頂けると嬉しいです!
「海、やっばぁ~~~!♡」
ってなること間違いなし!