子連れでレストランに行くときっていつも以上に気を使いますよね。
マニラのレストランに子連れで行く際に注意したい店や、子供が喜ぶおすすめの飲食店をまとめました。
また私がマニラのレストランに子連れで行く際に持っていくものや、工夫していることも実体験をもとにご紹介します。
マニラの子連れレストラン事情!
フィリピンは子どもに優しい国
マニラに限らず、フィリピンは子どもにとても優しい国!
あくまで私の感覚ではありますが、日本よりも子連れに寛容で、とても子育てがしやすいと思います。
というのも、フィリピンは子どもが多い国で、平均年齢はなんと24歳!(日本は驚愕の48.6歳!)
またフィリピン人には家族をとても大事にする文化があるので、親戚づきあいも濃厚で、親戚が子どもだらけということもよくあります。
そのため子どもの扱いも慣れているし、子どもに対する目もとても寛容なんです。
日本で公共の場所に子連れで行くときは、どうしても「静かにしなきゃ、迷惑をかけないようにしなきゃ…」という意識が働くのですが、
フィリピンでは子どもが少しくらい騒いだところで、正直誰も気にしていないし、怒られることも滅多にない気がします。
親に向けられている目が優しい(気がする)だけでも、親としてはかなり救われますよね。
そもそもですが、フィリピン人は陽気な人が多いですし、食事も大人数で楽しんでいる人が多いので、
レストラン店内が賑やかで、子どもの声なんて目立たないという説もあります。
レストランの中にも、既に現地の子供たちがたくさんいますしね。
フィリピン人の味覚は子供にも合う
フィリピン人は日本人に比べて、甘いものが好きな傾向があります。
スイーツやお菓子なども、日本人が食べると思わず「あっま!!!」と言ってしまいそうなほど甘いものもありますし、
アジア諸国に多いですが、日本の緑茶が売られていたとしても、砂糖タップリで甘すぎて飲めない…(むしろ違う飲み物)ということも。
フィリピン人が大好きでよく出てくるアイスティーも激甘です。
典型的な例としては、後述するフィリピンの大人気ファストフード店「ジョリビー」のパスタ!
赤いトマト系のミートソースがかかっているのですが、甘くて、まるでお子様プレートのパスタを食べているよう。
という事は、フィリピン人の味覚は子ども達にもウケると思うんですよね。
実際に我が子たちは甘いパスタが大好きでよく食べています。
フィリピンには米がたくさんある
フィリピン人は日本と同じで米食で、とにかくお米が大好き!
おかずに対して、食べる米の量が半端ないです。
そのため米なら、どこに行っても大体手に入ります。
これは子連れ旅にとっては、かなり心強いですよね。
ただフィリピンのお米は日本米とは種類が異なり、種類的にはインディカ米となります。
いわゆるタイ米と同じような品質なので、少し匂いが気になる人もいるかも知れません。
でも今のところ我が家の子供たちは、特に気にせずバクバク食べていますし、「スチームライス」はホクホクして、私も食べていてとても美味しいと感じます。
日本の米のように粘り気は少ないので、ガーリックライスやチャーハンなどに相性が良く、調理されたお米は日本米よりも美味しいと思います。
マニラのレストランにはだいたい子ども用ハイチェアがある
マニラのショッピングモールや外国人が多く利用するようなレストランには、だいたい子供向けの椅子「ハイチェア」の用意があります。
日本だと用意がなかったり、数が少なくて出払っていたりするレストランもまだあるので、現時点ではフィリピンの方がハイチェアがある確率が高い気がします。
赤ちゃんや、まだじっと座って食事ができない幼児連れの場合、ベルト付きのハイチェアがあると本当に助かるんですよね。
ない場合は仕方なく大人用の椅子に座らせますが、座高が足りなくて食べこぼしが酷かったり、
うちの子に限った話かも知れませんが、立ったり座ったり、テーブルの下に潜ったりと、大人側も落ち着いて食事ができません。
またベビーカーに座らせたまま食事をすることもありますが、テーブルと距離があるので、横に座る大人が食べさせてあげる手間が出てくるんですよね…。
ハイチェアがあると本当に助かります。
子ども用の食事セットを用意してくれる
ハイチェアに同じく、子ども用のお食事セットを用意してくれるレストランもマニラには多いです。
席に着くと、何も言わずに子ども用のセットを持ってきてくれる場合も多いですし、言えばすぐに持ってきてくれます。
プラスチック製の可愛いイラストが描かれているお皿も多く、子ども達も注目してくれるので、食事が提供されるまでの待ち時間も少しだけ時間稼ぎができます(笑)。
マニラのレストランに子連れで行く際に注意点は?
これまでお話してきたように、マニラのレストランを子連れ利用する場合、そんなに困ったことはないのですが、
レストランと言っても色々な種類がありますし、エリアによっても事情は様々です。
私がこれまで1歳から6歳までの子供を連れてマニラのレストランを利用してきた経験から、事前に知っておくと安心できるかなと思うことをピックアップしてご紹介しますね。
箸はないことの方が多い
マニラには日本食レストランも多いですが、日本食レストランなどを除いて、フィリピン人は箸を使う文化はないので、
箸の用意がないレストランの方が多いです。
幼い子どもは箸を使わないかも知れませんが、幼児に食べさせてあげる場合、大人が箸があった方が便利なことも多いですよね。
もし取り分けやお世話用にお箸が必要であれば、事前に割りばしを日本から数本持ってきて、携帯しておくと安心です。
ローカル向けレストランは不向き
これまで、ショッピングモールや外国人も多く利用しているレストランで子連れ利用することを前提にお話してきましたが、
現地の人が多く集まるローカル色ムンムンなレストランは、子連れには向かないかな…と思います。
ローカルマーケットやダンパ(海鮮を選んでその場で調理をしてくれるような場所)も楽しいですが、
食卓が簡易的だったり、そもそもレストランの床が舗装されていなかったり、客席と客席の間のスペースが狭すぎて、ベビーカーすら通れなかったり…ということがよくあります。
こういったお店では貴重品もしっかり管理したいところですが、
ただでさえ慌ただしくなりがちな子連れでの食事中は、注意散漫になってしまいますよね。
まだ菌に対する耐性が弱い幼児にとって、衛生的にどうなのかなと思うお店もあるので、
ローカルすぎるエリアのレストランは、子連れには向かないと思います。
手洗い場・トイレの有無を確認する
レストランに入る前に、手を洗う場所があるか、トイレが近くにあるか等を確認しておくことをおすすめします。
子どもは色々なところを触るので、食事の前には手を洗いたいですよね。
手づかみ食べをする場合でも、すぐ手がベタベタになるので、手洗い場が近くにあると安心です。
また子どもは食事中にトイレに行きたくなる場合も多いので、店内やお店の近くにお手洗いがあると安心ですよね。
ハイチェアがあるか確認する
先述した通り、ハイチェアがあると食事がとても楽になります。
レストランに入る前に、ハイチェアがあるかを確認すると良いですね。
簡易的ですが「Do you have highchair?」でだいたい通じます。
もし「ワラッ」と言われたら、無いという意味です。
ストローが紙製のことが多い
フィリピンは日本に比べてSDGsの意識が浸透するのも早かったので、ストローも紙製しか用意してないというレストランも多いです。
ちなみにスーパーマーケットでも、紙袋に入れられることがほとんど(よく破れます)。
子どもが紙ストローを使うと、噛んでしまって使えなかったり、遊んでしまったりということもありますので、
私は日本の100均で、個包装のストローを買って、携帯するようにしています。
折り曲げられるストローがあると、ペットボトルの直飲みができない幼児にも重宝しますよ。
フィリピン料理は食事の提供が遅め
これは経験上なので一概には言えないのですが、フィリピンのレストランの中でも、特にフィリピン料理系のレストランの場合、食事の提供時間が長いと感じます。
「まだ来ないね~」「ちゃんとオーダー入ってるのかな~」
と心配になることも多々。
フィリピン料理も美味しいですし、フィリピン料理屋には子ども連れも多く、入りやすいお店ではあるのですが、
腹ペコな子どもを連れていく際には、機嫌が悪くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
念のため補助食品を携帯しておく
私の場合は我が子が偏食ということもあるのですが、フィリピンに行く際には補助食材も持っていくようにしています。
子どもって、ちょっとイメージと違ったら食べなかったり、機嫌や体調で食欲がなくなること、多いですよね。
アンパンマンなど子供向けのレトルトカレーや、個包装のふりかけ、日本の海苔などを持っていれば、
米があるお店ならどこでも食べられて、とっても便利。
西欧系以外の、アジア系のレストランなら、だいたい米はあります。
マニラで子供が喜ぶおすすめの飲食店は?
困ったら日本食レストランへ
マニラには沢山の日本食レストランがあります。
本格的な日本のラーメンが食べられるお店や、とんかつ屋さん、しゃぶしゃぶ屋さん、やよい軒などの定食屋さんもありますし、
たこ焼きやお好み焼き屋など、子どもが大好きな日本食が食べられるレストランも多数。
SM系、アヤラ系の大きなショッピングモールに行けば、たいていどんなに少なくても1か所は日本食レストランが入っていると感じます。
私が初めてフィリピンを訪れた15年前は、日本食と言っても全く美味しくないものが多かったのですが、
最近では日本で食べるのとクオリティが全く変わらないレストランが多いので、
子連れで食事に困ったら、まず日本食レストランに行くことをおススメします。
あっさりめな味付けに、野菜も多めに摂れたりと、何かと日本の家族に優しいのが日本食レストランです。
- らーめん山頭火
- ラーメン黒田
- ラーメン凪
- 博多一幸舎
- 一風堂
- 一康流福岡ラーメン
- 優勝軒
- 丸亀製麺
- とんかつ新宿さぼてん
- YABU(とんかつ)
- とんかつキムカツ
- やよい軒
- CoCo壱番屋
- すき家
- 吉野家
- 松屋
- 天丼 琥珀
中華料理レストランも子連れにおすすめ
マニラには中国料理レストランも多く、しかもレベルが高いお店が多いので、本格的な中華を楽しむことができます。
子ども達も中華料理なら、味に馴染みがありますよね。
日本食でもラーメン屋が多いですが、中国料理のレストランでも中華麺がありますし、チャーハンも焼きそばも子ども達に大人気なメニュー。
エビシュウマイや小籠包、肉まんと言った飲茶も、あっさりした味付けなので、子ども向けだと思います。
中華料理なら辛くないメニューもありますので、子連れでも安心して楽しめますね。
- 鼎泰豊(ディンタイフォン)
- Paradise Dynasty(楽天皇朝)
- Tim Ho Wan 添好運(ティムホーワン)
- Wangfu(王府)
- Shi Lin(士林)
- Chowking(ファストフード)
意外と韓国料理レストランも子連れでも大丈夫
マニラには韓国料理レストランも沢山あります。
韓国料理と言うと、辛くて子ども向けではないというイメージが強いと思いますが、実は子どもも食べられるメニューがあるんです。
フィリピンの韓国料理屋さんの一番の人気メニューは、サムギョプサル!
サムギョプサルは辛みそやキムチと食べるのが美味しいですが、焼いた状態の豚肉なら、子どもでも問題なく食べられます。
またケランチムというふわふわの卵や、キンパ(海苔巻き)、韓国風カレーライスなど、子どもが大好きなメニューがたくさん!
韓国料理屋では銀色の器に入ったご飯が付いてくることも多く、そのまま食べても美味しいですし、海苔やレトルトカレーのパウチ、ふりかけなどがあれば、子ども達はモリモリ食べてくれます。
お味噌汁など、辛くないメニューは意外と日本人の味覚に近いのではないかと思います。
ハンバーガーチェーンがたくさんある
マックやケンタッキーなど、世界的に有名なハンバーガーチェーンはもちろんマニラにもあります。
子ども達、ハンバーガーやポテト、大好きですもんね。
毎日通うのはどうかと思いますが、ランチやちょっとお腹が減った時など、喜んで食べてくれるので、かなり重宝しています。
またフィリピンのハンバーガーチェーンで是非子どもに食べさせたいのが、甘いパスタ!
先述した通り、フィリピンのパスタは甘~いものが多いんですが、だからこそ我が家の子供たちの大人気メニューでもあります。
- ジョリビー
- マクドナルド
- ケンタッキー
- モスバーガー
- Shake Shack
- Raging Bull Burgers
- Pink’s Hotdogs
- Army Navy
子供が大好きなデザートはどこでも食べられる
もちろん甘いものも、フィリピンではどこでも食べられます。
アイスクリーム店や、タピオカドリンク店、フルーツスムージースタンドなど、ショッピングモールを歩いていると、必ず目にするほど。
パンケーキが人気のチェーン店「パンケーキハウス」も子連れに優しいお店ですし、
日本でも一時期コンビニで出て話題になった「ハロハロ」もせっかくマニラに来たのであれば、ぜひ食べたいスイーツの一つ。
ハロハロは中華系のファストフードチェーン「Chowking(チョーキン)」や、フィリピン料理レストラン「KUYA J」「manam」で食べるのがおすすめです。
「クリスピークリームドーナツ」「Baskin-Robbins(日本の31)」「ミスタードーナツ」など日本でお馴染みのチェーン店も、マニラには沢山ありますので、
子どものおやつには困らないかも。
マニラの子連れレストラン事情まとめ
マニラのレストランに子連れで行く際に注意したい店や、子供が喜ぶおすすめの飲食店をまとめました。
日本人が滞在しているエリアには、本当に無数のレストランがあり、子連れに優しいレストランも多いので、安心して食事を楽しむことができます。
子どももママパパも楽しめる、お気に入りのレストランが見つかりますように♪